伝統を積み重ねた100年の歴史
次の100年後の未来に向け
伝統を超えていく
ご 挨 拶
令和8年に、精華高等学校は創立100周年を迎えることとなりました。これまでお力添えを頂いた全ての方々に、感謝の気持ちを伝えると共に、新たな100年に向けて身の引き締まる思いです。
大正15(1926)年、精華実践女学校が設立されました。昭和24年、校名を精華女子高等学校と改称し、この年学校法人となっています。長く、大阪市阿倍野区東天下茶屋の地で、女子教育を行って参りました。昭和58年、精華高等学校泉北学舎を堺市中区辻之に開校し、平成8年阿倍野学舎を泉北学舎に移転統合、校名を精華高等学校に変更いたしました。平成10年に男女共学化に踏み切り、男子生徒の募集を開始しています。現在は、男子生徒の方が数の多い、部活動の盛んな男女共学校に成長いたしました。
現在、本校は6つのコースを持つ普通科の高等学校として発展を続けております。「ニュースタンダード」「スーパーグローカル」(英語に特化した進学コース)「スポーツ&アート」(強化クラブの生徒が集まるコース)「i-Tech」(ITに特化したコース)「環境福祉」コースの5コースは、それぞれ特徴的なカリキュラムを持ち、充実した教育活動を日々展開しております。
令和6年、新しく立ち上げましたフリーアカデミーコースは、文部科学省の「特別教育課程編成指定校」(不登校特例校)の認定を受けております。
近年の本校は、特に部活動に力を入れ、特別強化クラブである吹奏楽部は、地域を中心に活動の場所を全国に広げ、高い評価を頂いております。また、強化クラブである硬式野球部・サッカー部・卓球部・剣道部・演劇部・女子バスケットボール部を中心に、全国大会・近畿(関西)大会に出場するクラブが増え、生徒達も意欲的に放課後のクラブ活動に取り組んでおります。
本校の長い歴史と伝統を引き継ぎながら、新しい精華高等学校をめざします。ますます少子化が進む厳しい時代環境の下ですが、鋭意、時代に即応した教育活動を進めて参ります。
今後とも、本校への変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。
学校法人精華学園精華高等学校
理事長・校長正川昌彦
事業推進ポリシー
精華学園は精華高等学校に学ぶ生徒の成長を最優先に考え、大正15年(1926年)の創立以来、約1世紀に渡り教育活動に邁進してきました。この年は、12月25日に時の大正天皇が崩御された年であり、本学園は昭和時代の幕開けとともに設立されたことになります。大阪市阿倍野区にあった「精華実践女学校」がその前身であり、昭和24年には現在の形のもととなる「精華女子高等学校」が誕生しています。現在本校が位置する堺市中区辻之の地に施設が建設されたのは昭和58年であり、その後、男女共学となり現在の「精華高等学校」に改称されました。
創立当時の教育理念である「いかなる時代、どんな社会になっても、社会の規範を貫くのは道徳律であり、徳のない教育、徳を教えない教育は、知識偏重の弊害を生み、社会悪の一因を形成する」は、時代が違うとはいえ、生徒を正しく導くというその志に違いはありません。
学園が歩んできたこれまでの長い歴史を振り返り、その業績を称え、明確にして広く周知し、次世代になっても明るく元気に存続する姿を思い浮かべ、次の100年に向かって伸び行くための事業を皆様と共に展開してまいります。
精華学園創立100周年記念事業計画推進本部
学園創立100周年スローガン
学園創立100周年記念ロゴマーク
スローガンとロゴマークに込められた思い
令和に入り、学校教育は「個性重視」の時代になりました。現在の精華学園精華高等学校にもいろいろな個性を持った生徒が6つの特色あるコースで学んでいます。教育理念に込められた社会規範を身に付けるだけではなく、一人ひとりが持つ個性を一層伸ばし、さまざまな場面で力を発揮することができる生徒への成長を願い、このロゴマークを創造しました。
この学園創立100周年記念ロゴマークは、SEIKAの頭文字「S」と「100」が調和し、いろいろな個性を持った生徒が成長し、伝統を更に重ねていく学園の明るい未来を表現しています。
100年のあゆみ
草創 女子教育の探求
大正15年3月25日(1926) | 精華実践女学校設立(各種学校令)(3月) |
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昭和2年(1927) | 開校(4月) |
昭和4年(1929) | 大阪市住吉区晴明通1丁目33番地に校舎移転(4月) |
昭和5年(1930) | 校舎増築(8月) |
昭和8年(1933) | 校舎増築(11月) |
昭和10年(1935) | 校歌を制定する(5月) 校舎増築(6月) |
昭和11年(1936) | 校舎増築(7月) 創立10周年記念式典挙行(11月) |
昭和15年(1940) | 財団法人 島学園 千里山中学校設立 |
昭和18年(1943) | 精華高等女学校と改称(4年制)(4月) |
昭和19年(1944) | 精華高等実業女学校と改称(4月) |
創立 新教育の探求
昭和22年(1947) | 学制改革により精華女子中学校創立(4月) |
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昭和23年(1948) | 学制改革により精華技芸高等学校および精華女子中学校と改称 |
昭和24年(1949) | 精華女子高等学校、精華女子中学校と改称(4月) 私学法制度により学校法人となる(11月) 普通科設置 |
昭和26年(1951) | 高等学校普通科第1回卒業式(3月) 高等学校に家庭科設置、自治会を生徒会と改称(11月) |
昭和28年(1953) | 高等学校に商業科設置し、普通・商業・家庭科を有する総合制高校となる。 ・第1学年は基礎的総括的知識を共通して履修させる目的から普通科とし、第2学年からそれぞれ商業科、普通科、家庭科の学科別編成(4月) |
昭和29年(1954) | 高等学校家庭科第1回卒業式(3月) |
昭和31年(1956) | 高等学校商業科第1回卒業式(3月) |
昭和32年(1957) | 中学校の生徒募集を中止(4月) 鉄筋コンクリート4階建校舎の地鎮祭を行い、この日を創立記念日に改定(11月6日) |
昭和33年(1958) | 制服をスーツに改め校章を制定。 ・中央に「精」 を配し、「華」は桜花で表わし、逆三角形の外縁枠は「女」を意味している。 桜は「すぐれてうるわしい」校名を意味し、五枚の花弁は、本校教育方針の五ヵ条を意味している。 鉄筋コンクリート4階建校舎第1期工事 (798.6m2) の竣工 (11月) |
昭和34年(1959) | 同窓会会則の制定(1月) PTA設立 (4月) 同窓会総会の発足。 当時は会員数207名 (4月) 鉄筋コンクリート4階建第2期工事 (1,710.12m2) 竣工する (10月) 新しく教育方針を改める (11月) |
昭和36年(1961) | 第11回卒業生より校旗寄贈 (1月) |
昭和38年(1963) | 鉄筋コンクリート3階建南校舎 (850m2) 竣工 (4月) 鉄筋コンクリート2階建校舎 (583.2m2) 竣工 (10月) |
昭和39年(1964) | 鉄筋コンクリート本館ならびに体育館兼講堂 (1,038.12) 竣工 (3月) 事務機器を導入、 商業科タイプ室・簿記室の完成(4月) 鉄骨造り第2体育館 (265.68m2) の竣工 (6月) |
昭和40年(1965) | 堺研修所第1次用地買収 (8,485m2) (9月) |
拡充 校舎の新築と校章の制定
昭和41年(1966) | 堺研修所第2次用地買収 (6,287m2) (10月) |
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昭和42年(1967) | 全国珠算競技大会において優勝 (4月) 学校住所の表示変更(9月) |
昭和43年(1968) | 全国珠算競技大会において優勝 (11月) |
昭和44年(1969) | 4階建校舎東側に鉄筋コンクリート4階建 (1部2階) 校舎 (526m2)の増築 堺研修所用地に合宿寮を設置 |
昭和45年(1970) | 堺運動場の完成 |
昭和47年(1972) | 堺合宿寮を取り壊し、 鉄骨造り2階建研修所(830m2)を新築 (10月) |
昭和49年(1974) | PTA学校共済基金制度設立 (5月) |
昭和52年(1977) | PTA主催学年別懇談会の年1回実施を開始 体育館兼講堂・図書館・音楽室の改修工事完了 (8月) 堺研修所グランドで初めての体育祭を開催 (10月) |
昭和53年(1978) | 普通科と商業科の二学科とし、家庭科は普通科の1コースとする(4月) 理科準備室・実験室・書道教室・会議室の増改築工事完了(8月) 学園創立30周年記念式典を挙行(11月) 用地買収 (1,609m2) |
昭和54年(1979) | 北館冷暖房工事完了 (3月) 研修所冷暖房工事完了 (9月) |
昭和55年(1980) | 第2学年より普通科と商業科の二学科に組替え、普通科はさらに普通コースと家庭コースに分ける |
昭和56年(1981) | 隣接地土地買収 (185m2) (3月) 小運動場整備 |
昭和57年(1982) | 泉北学舎建設地鎮祭 (5月) 泉北学舎第1期工事着工 (7月) |
昭和58年(1983) | 泉北学舎第1期工事完成 (3月) 泉北学舎開校式を挙行(4月) |
昭和58年(1983) | 同入学式を挙行 (4月) 同竣工式を挙行 (6月) |
昭和58年(1983) | 阿倍野学舎学習内容 |
昭和59年(1984) | 泉北学舎第2期工事着工 (7月) |
昭和60年(1985) | 泉北学舎第2期工事完成 (3月) 学校法人精華学園創立60周年記念式典を挙行 (10月) 泉北学舎保護者会設立 |
充実
平成2年(1990) | 全学年普通科で1学年より国英、普通の2コースに分かれて履修する。商業コース廃止 |
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平成3年(1991) | 泉北学舎第3期工事完成 |
平成5年(1993) | 阿倍野学舎生徒募集停止 |
平成6年(1994) | 制服を新色、新柄使用制定 |
平成8年(1996) | 阿倍野学舎は泉北学舎に移転統合 校名を精華高等学校と改称 学校法人精華学園創立70周年記念誌を発行する |
平成10年(1998) | 男子生徒の募集を開始し、共学校となる |
平成13年(2001) | 前期・後期の2学期制を導入 2年生からのコース選択制導入に伴い 情報国際・環境福祉・特進文理コースを設置 |
平成14年(2002) | 精華学園フィールドセンター開設 |
平成17年(2005) | 2年生からスポーツ健康コースを設置 第2研修館完成 |
発展
平成19年(2007) | 特進選抜コースを設置 |
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平成20年(2008) | 特進文理コースを特進総合コースに改称 |
平成22年(2010) | 西広場開設 |
平成25年(2013) | 情報国際コースをIT総合コースに改称 |
令和3年(2021) | 全館に高速無線LAN環境を整備 |
令和4年(2022) | 新コース制度(NSコース、SGコース、SAコース、ITコース,EWコース)開始 3学期制へ変更 |
令和6年(2024) | FAコース増設「文部科学省特別教育課程編成指定校」(学びの多様化学校)認定 |
精華高等学校創立100周年記念イベント
「伝統を超えていく未来」をテーマに創立100周年記念イベントを実施いたします。
創立100周年を祝うとともに
これまでの精華高等学校の歴史と伝統を振り返り、これからの未来の精華高等学校をつなぐさまざまな記念イベントを企画しております。
学校法人精華学園精華学園創立100周年記念事業計画推進本部
〒599-8245堺市中区辻之1517番地